マックスこだわりのエアコンプレッサは多くのお客様に評価されています。
お客様の評価をお聞きしました。
エアコンプレッサ AK-1310Eシリーズお客様の声 【マックス公式】
エアコンプレッサ AK-1110E2シリーズ【マックス公式】
マックスこだわりのエアコンプレッサは多くのお客様に評価されています。
お客様の評価をお聞きしました。
エアコンプレッサ AK-1310Eシリーズお客様の声 【マックス公式】
エアコンプレッサ AK-1110E2シリーズ【マックス公式】
マックスのエアコンプレッサはお客様の声や現場の作業実態を詳しく調べ開発しました。
「⾼圧域吐出量アップ」と「横向き新デザイン」の開発者のこだわりとは…
建築現場では、剛床施⼯や⽯膏ボード施⼯、外壁下地施⼯などで⽣じる⼀部の連続釘打ち作業において慢性的にエア不⾜が発⽣しています。それらの作業のスピードはコンプレッサの性能に依存しており、コンプレッサタンク内の圧⼒が下がってきてしまうと作業を中断してエアが溜まるのを待つか、他の段取り作業などをしてエアが溜まるのを待つという現場の実態があります。
吐出量に職⼈さんの強いニーズがあることは分かっていても、他の商品仕様とバランスを取りながら吐出量アップを実現することは⼤変です。なぜなら住宅の建築現場で求められるコンプレッサは持ち運びやすくて、静かで、それでいて⾼吐出量という3拍⼦が求められるためです。さらに、現場⽤仮設電源による制約も受けます。そのような条件から闇雲にモータを⼤型化させパワーアップを図ることは出来ません。
実⽤化に先駆けて⾏われる調査活動はとても地道です。AK-1110E2シリーズ開発プロジェクトを⽴ち上げる際に開発チームで数多くの現場を調査しました。⾃分たちがこれまでに開発した製品がどのように評価されているのか、何が喜ばれ、何が残念に思われているのか。また、聞き取りだけでは明らかにならない職⼈さんが⾔葉にしない事実を求めて職⼈さんの動作をつぶさに観察し続けました。
コンプレッサに接続される端末である釘打機の特性にも着⽬し、コンプレッサがより職⼈さんの仕事に貢献するために何が必要か検討を重ねました。そのような調査や検討の末、エア不⾜が発⽣している状況の詳細や職⼈さんが本当に求めているものが何か明らかになってきました。
今⽇、建築現場で使⽤される釘打機は、⼤気圧を20倍程度に圧縮した⾼圧エア2.0Mpa帯の⾼圧を動⼒源とする⾼圧エアネイラが主⼒となっています。⾼圧エアネイラは機種にもよりますが、概ね1.2Mpaから2.3Mpa帯の圧⼒で適切に作動するよう設計されており、1.2Mpa未満の圧⼒帯は使えません。
つまり、2.0Mpa帯以上のエアを溜める時の吐出量が釘打ち作業における作業量(打てる釘の本数)に直結するのです。AK-HL1310Eでは、作業量アップ実現のためにモータを1から⾒直し、⾼圧域吐出量アップにチャレンジしました。
作業量を向上させる為に⾼圧域吐出量をアップさせるには、駆動源であるモータのパワーアップが必須でした。しかしパワーはいつもサイズや重量とトレードオフです。限られたスペースに収め、重量を増やさずパワーを出すのは、過酷な要望でした。そこで、今回は開発初期からモータメーカと協働でモータ開発を⾏い、コンプレッサに最適なモータを⽬指しました。モータは、構造が簡単で部品も少なく、圧倒的な性能差を出すことが難しい事を再認識させられながら、電線の巻き⽅や磁⽯の選定・配置など、試⾏錯誤しながら設計・試作を繰り返しました。
パワーアップ達成の⽬途が⽴った所で、⾼トルクにすると振動・騒⾳が出やすい傾向があり、静⾳性との両⽴が課題となりました。これに対し、電磁解析・構造解析で振動の様⼦を視覚化することで騒⾳を低減するモータフレーム構造を確⽴、加えて、より細かく制御する駆動制御の最適化によって、静⾳性との両⽴にも成功し、パワーアップ+クラス最⼩の静⾳性を実現させることができました。
マックスのコンプレッサは、これまでとても⻑い期間、エアチャックがタンクの前側に配置されたレイアウトを採⽤してきました。これまでの機械のプロポーションは、⼟間の下駄箱が設置される細⻑いスペースなどに置いて使う場合に合理的な形状です。
⼀⽅、調査を通じて職⼈さんの困りごとやニーズが明らかになってきました。
① リビングスペースでコンプレッサが邪魔になるリビングスペースにコンプレッサを置いた時に壁に寄せて機械を置くと機械が熱くなってしまいエラーが出る。壁に直交して置くと機械が壁から張り出して邪魔になる。
② ⼯具・資材の落下などでカバーの⾵窓部が割れてしまう⾵窓部は、他の箇所と⽐較してどうしても強度が弱い部分です。思いがけず⼯具などを落としてしまい割れてしまったという職⼈さんの声を何度も聞いたことがありました。
③ ⾞載時、天⾯にものを載せられない⾸都圏の職⼈さんは、狭い現場に適した軽バンを作業⾞にされています。たくさんの荷物を積むために⾞載率を出来るだけ上げたいという思いがありますが、現在のコンプレッサは、カバーの形状が流線形になっているため上に物を載せる事は出来ません。
上記の職⼈さんの声から明らかになった困りごとやニーズを整理し、さらに根強いニーズであるコンパクトであることも要素に加えデザイナー・設計者・企画者で何度もレイアウト・デザインをやり直し、検証しました。破損に対して安⼼して使えて、現場で本当に使いやすいレイアウト・デザインはなんなのかを追求しました。
モータ向きを従来の向きから90度を変えることでカバー内のスペースを有効活⽤しカバーをコンパクトにすることができました。またモータ向きを変えた事でカバー内の⾵向きが変わるため、⾵窓部が持ち⼿ハンドルの内側にレイアウトされるようになりました。より頑強さを求めたいというデザイナーの思いもあり、⾰新的な「くの字ハンドル」が⽣まれました。これにより⾵窓部に⼯具・資材が当たる確率を⼤幅に下げる事が出来ています。
更に、エアチャックをタンクの横側にレイアウトする事で、リビングスペースに置いた際にホースの取り回しよく作業が出来るようにしました。⼟間に置いた場合でも、問題なく使⽤でき、⾞載ニーズにも天⾯フラット設計で対応しています。これまでわざわざ載せていた⾯材を置くことなく、上に荷物を置くことが出来るようになりました。